中銀カプセルタワー訪問記（その２）。

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先日の日記の続きです。



縁あって中に入ることができたカプセルタワー。

とてもじゃないけど、1970年代に作られた建物とは思えない近未来的な内装でした。


丸い窓


内側だけ開きます


ユニットバスの扉も丸いです。宇宙的な雰囲気。


共用部の電気のメーター？まで丸い。



意匠が徹底されています。

一つ一つの部屋がカプセル状にわかれており、カプセルを入れ替えれば新品になるよという発想も斬新。

13平米でキッチンがないという極狭物件ですが、この内装やコンセプトだけでもすごいものだと思います。



ただ、構造的に欠陥があるのか、下のフロアに行けばいくほど悲惨な状況に・・・

配管はどろどろ、水漏れはあちこちで発生。

中には廃墟のようになってしまった部屋もあるとのこと。

メンテナンスしにくい構造になってしまっているようです。

管理会社は出来れば建替をして、メンテナンス性をよくする方向にしたいようです。

部外者だから、せっかくの黒川紀章の建物を潰すのはもったいない、とか言えるのかな・・・と思いました。



いつなくなるかもわからない中銀カプセルタワー。

ライフラインが切られるという話になっていたのに、結局切られないままの状態のカプセルタワー。

建替決議から２年が経ってしまい、決議が無効になったらしいカプセルタワー。

いつまであるかわからないこの建物の動向に今後も注目していきたいと思います。



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タグ：中銀カプセルタワー 黒川紀章